救急医療に共育の仕組みを創る
救える命が救われる世界をつくる
BE THE FIRST PENGUIN
集団性の高いペンギンは、群れのなかの一羽が海に入るまで動こうとしません。
恐ろしい天敵が待ち構えているかもしれない海に最初に飛び込むペンギンのように、勇気をもって一歩を踏み出しましょう。
後には大勢があなたに続きます。
WE ALL GO FAR TOGETHER
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」というアフリカの諺があります。
自分よがりではなく、相手を想像し、尊重し、チームでいることを忘れないようにしましょう。
きっと一人より大きなことを成し遂げられるはずです。
SHED SKIN LIKE A SNAKE
ヘビは、古くなった皮膚を脱ぎ捨てて、新しい皮膚に更新します。
そんなヘビのように不必要なものは脱ぎ捨て、本質を追求し、成長し続けましょう。
あなたの成長がより良い社会をつくります。
匂坂 量 CEO
Ryo Sagisaka
博士(救急救命学), 救急救命士
所属:
中央大学 理工学部
大学院時代に、蘇生データの疫学的分析によって救急救命士の救命処置効果を研究。
その後、一般市民の救命行動の意思決定やモチベーションにかかわる研究のため、心理学、行動科学によるアプローチを試みる。
現在は、救命行動から処置効果の因果推論、機械学習を用いた研究まで幅広く実施をしている。
これまでの公開された論文数は47編(うち海外誌25編)
専門分野:
病院前救急救命学, 疫学, 行動学
八木 進 COO
Shin Yagi
慶應義塾大学SFC在学時に、教育事業を立ち上げ、クライアントであった大手総合人材サービス会社に新卒入社。イノベーション推進本部において、新規事業創造プログラムの企画・運営に従事。
その後、各分野の専門家が持つ知見を社会に還元する社内第1号ベンチャーに転籍。売上1000億円以上のメガクライアント専属のコンサルティングチームに所属し、事業開発や人事など様々な領域でコンサルティングを実施。
PECPETでは、研究者のメンバーが持つ知見と、エンジニアのメンバーが持つ技術力を掛け合わせ、次世代の救急医療を見据えた持続可能な仕組みづくりをすべく、事業開発領域に従事。
過酷な医療現場で活躍する救急隊員
私自身、救急救命士として二次医療機関と三次医療機関で働いていた経験があります。
そこで患者さんを搬送してきた救急隊員の話を聞くと1日の出動件数が10件を超え、朝の交代以降一度も署に戻っていないということを一度ではなく、何度も聞いたことを覚えています。
日本は高齢化に伴い救急要請がどんどん増えています。そして多くの場合は入院を必要としない軽症の患者さんです。
現場の救急隊員はこの現状に心身ともに疲弊しています。
そんな彼らも患者さんの命を救うために医療従事者として、日々医学知識のアップデートやスキル維持のトレーニングを行わなければいけません。
救急隊員教育における課題
医学知識のアップデートやスキル維持のための1つの方法として地域の消防本部(局)の救急業務の質を担保する役割である地域メディカルコントロール協議会が開催する勉強会や研修会があります。
しかし、この方法では3交代制の消防において、救急隊員全員が教育を受けるために3回も同じ研修会を開催しなければなりません。
また、救急隊員は夜勤明けで眠い目を擦りながら研修に参加しなければならず、非効率的かつ費用がかかるものとなっています。さらに、研修内容は各地域に任されているため、その内容と質には地域によって大きな差があります。
私たちは、地域の安心安全を守る救急隊員の皆さんがストレスなく快適に学べる環境を整えることが患者さんの命を救うことにつながると信じています。
救急隊員に共育の文化を
そこで、私たちは現場で忙しく活動されている救急隊員の皆さんがいつでも・どこでも学び、さらに“共育”できる環境を整えていきます。“共育”とは、その字の通り、「共(とも)に育(はぐく)む」ということです。
これまでの与えられてきた教育から、自ら学び、得た学びを仲間に共有する、そのような学びを循環させる文化を醸成していかなければならないと強く感じています。
救急隊員が学び、学んだことを共有し、お互いが協力し、さらに切磋琢磨するということがあたりまえになることが、救える命が救われる世界をつくることの1つとなるはずです。
私たちには、病院前救急救命学、疫学、行動科学、心理学、システムエンジニアリング、新規事業開発など、“共育”の仕組みの創生、社会実装、効果評価までをシームレスに繋ぐためのメンバーが揃っています。
私たちが持つ知識・技術・経験を最大限に活かし、Academic Drivenで救急隊員の“共育”の仕組みを創っていきます!
代表取締役 CEO 匂坂 量
- pistem実証実験協力先 -
- 主な取引先 -
株式会社ジョリーグッド
(敬称略、順不同)